2019/09/30
当院ではNBIを搭載したハイビジョン大画面の新しい内視鏡機器を導入しています。NBIにより腫瘍の表面構造、表層血管を写し出し、より早期の段階で食道癌、胃癌、大腸癌を見つけ出すことができ、患者様に負担の少ない内視鏡検査で診断、治療に役立てています。
最近、テレビなどで見る経鼻内視鏡検査当院では行っていません。なぜならば、機器によっては胃が十分膨らまず、胃の中がきれいになりにくく、早期の小さな病気を見逃す可能性があるからです。内視鏡検査は早期癌を発見することが大事なことであることは言うまでもありません。
●ヘリコバクター・ピロリの除菌、逆流性食道炎、IBS(過敏性腸症候群)について
当院では胃、十二指腸潰瘍、胃癌の一因であるヘリコバクター・ピロリの除菌について、有効性、治療の副作用、合併症について詳細に説明し、その上で患者さんが納得のいく、いい治療方針を選んでいただいております。また、最近CMなどで目にする逆流性食道炎やIBS(過敏性腸症候群)について単に薬物治療のみならず、食事指導、生活指導といった根本的な治療をわかりやすく丁寧に説明いたします。
●学会、研究活動ついて
開業医でありますが、平成20年10月3日、日本消化器内視鏡学会総会において「Helicobacter Pylory陰性の非萎縮性胃粘膜に発生した胃底腺ポリープに腺腫を併発した2例」という演題で発表し、英文誌に院長の論文が掲載されました。 当院長が発表した「ピロリ菌陰性のポリープに腺腫を併発した3例」は、内視鏡検査で確認したことが評価されて、英文誌DIGESTIVE ENDOSCOPY 2011. 23巻 No2. P182-186に掲載されました。平成21年12月11日には日本消化器内視鏡学会において「内視鏡検査にて確認された大腸カンジダ症の1例」という演題で発表し、平成24年6月10日、日本消化器内視鏡学会において「特異な内視鏡所見を呈した悪性リンパ腫の1例」、平成25年6月15日日本消化器内視鏡学会において「GERDが疑われた好酸球性食道炎の1例」を発表しました。
その他日本消化器病学会、日本内科学会総会、城南地区の消化器関連の研究会で多数発表しており、令和元年11月「消化器内科」創刊号を執筆しました。また、平成21年1月より約3年間、癌研究会有明病院の内視鏡診療部にて研修を行い、当院ではより良い内視鏡検査を行えるよう、日々研さんしております。
●FM世田谷83.4MHzのトータル・ビューテイー・カンファレンスという番組で「腸から作る健康と美」のテーマについて話しました。